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世界各地の自然派&銘醸ワイン ワインショップ サリュー

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  • 赤:[2023] ソナティーヌ(レ・ボワ・ペルデュ)/Sonatine (Les Bois Perdus)の商品画像
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赤:[2023] ソナティーヌ(レ・ボワ・ペルデュ)/Sonatine (Les Bois Perdus)

定価
4,290円(税込)
一般価格:4,290円(税込)

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味わい・生産者について

規格/タイプ
赤/非発泡/辛口/750ml
ヴィンテージ
2023年
生産者
レ・ボワ・ペルデュ(Les Bois Perdus)/レナ・ペルデュ&アレクシ・ロバン(Léna Perdu & Alexis Robin)
産地/アペラシオン
フランス/コート・デュ・ローヌ地方/アルデッシュ
品種
ガメイ100%
栽培・醸造
ビオロジック栽培のブドウを使用。果皮などに自生する自然酵母で発酵。厳密な清澄・濾過は行わず、瓶詰めまで亜硫酸無添加。品質と畑への信頼を理由に、このガメイは近隣の栽培家からの買いブドウを使用。
料理との相性
牛頬肉の赤ワイン煮込み、根セロリのピュレ
鴨もも肉のコンフィ、舞茸とレンズ豆の温製サラダ
仔羊のケフタ、クミン香るトマトソースと焼き茄子
豚ばら肉と栗の醤油煮、八角をほのかに
ポルチーニと牛肉のラグーを絡めた手打ちパッパルデッレ
おすすめ温度
15〜17℃(目安)
おすすめグラス
香りと余韻を受け止める、丸みのある中ぶり〜大ぶりの赤ワイングラス
飲み頃時期
2026年〜2028年頃(当店推定/適切なセラー保管の場合)
▶重厚な果実の奥に、しっとりとした深み

重厚な果実味としっかりとしたアルコールの存在感を持ちながら、口当たりはしなやかで柔らか。充実した果実の厚みが、滑らかな飲み心地の中に自然に収まっています。しっとりとした表情の奥に深みがあり、長く続く余韻には複雑さが残ります。ガメイの親しみやすいイメージから、もう一歩奥へと誘う2023年です。

名前は北野武監督の映画「ソナチネ」に由来。軽快な始まりから深いテーマへ移っていく映画の流れを、カジュアルな印象の内に奥行きを秘めるガメイに重ねています。造り手たちが信頼を寄せる栽培家のガメイを、今後も買い続けたいと考えるほど、畑とブドウの質を大切にしたキュヴェです。

■レ・ボワ・ペルデュ■

マダム ルロワを知ってるか?

「ねえ、マダム ルロワって知ってる?」

ある日の夜、妻が唐突にそんなことを尋ねてきた。

「もちろん知ってるけど、どうして?」

妻によると、なんでもマダム ルロワが昨今の自然派ワインを「でたらめだ」と痛烈に批判している投稿がSNSで流れてきて、それに興味を惹かれたのだという。

その投稿を見せてもらうと、要するに「自然であることを言い訳にして、品質に難のあるワインを世に出すことは許しがたい」といったような内容だった。

「まあ、マダム ルロワなら言いかねない台詞だね」

ドメーヌ ルロワ、そしてドーヴネ

彼女が手がけたワインを口にした数少ない経験から言わせてもらえば、あれは一つの芸術作品のようなものだし、自然なワイン造りが行き着く果ての、ある種の究極の姿であることに間違いはない。

「ただね、こうした投稿には必ず仲介者の意図が混じり込んでくるものなんだ」

マダム ルロワのことを「自然派を非難する人」だなんて誤解してほしくなかった私は、ちょっとしたエピソードを彼女にシェアすることにした。

「昔、ある自然派ワインの造り手たちが集まる試飲会があったんだ。」

「そこにマダム本人が参加していて、それだけでも十分に驚くべきことなんだけど、そういう場では、造り手同士がお互いのワインを交換し合うという、ちょっとした儀式みたいな習慣があるんだよね。」

「それで、ある造り手が、ぜひマダムに飲んでほしいと自分のワインを差し出した。すると彼女は、ごく当然のことのように、自分が造ったワインを手渡してくれたらしい」

言うまでもなく、交換された二つのワインの市場価格には、天と地ほどの開きがある。

0の数がいくつか違う。

でも、マダムは同じひとりの「造り手」として、自分のワインと彼のワインを等価のものとして交換した。

同じように両手を泥だらけにし、予測のつかない気まぐれな自然と向き合いながら、どうにかして素晴らしいワインを生み出そうと奮闘している仲間に対して、それは彼女なりの、敬意の表明だったのだと思う。

そんな振る舞いができる人が、単なる自然派ワインの批判者であるはずがない。

アルデッシュの地から偉大なワインを

どうしてこんな話をしたかというと、このエピソードを耳にしたあと、そんなマダム ルロワに飲んでもらいたいワインに出会ったから。

そのワインは、世界で最も高い値段がつく産地ブルゴーニュの対極ともいえる、フランスで最も評価が低いとされるアルデッシュ地方のものだった。

造り手の名前はレ ボワ ペルデュ

レナとアレクシの二人が切り盛りしている、小さなドメーヌだ。

2019年にスタートしたレ ボワ ペルデュは、今まさに「第二章」とでも呼ぶべき新しいフェイズに突入している。

最初は他の農家から買い付けたブドウでワインを造っていたのだけれど、2021年に自分たちの手で植樹した若いブドウの樹が、奇跡みたいに見事な実をつけ始めた。

そして2023年からは、その自家栽培のブドウを使ったワインを少しずつ造り始めたのだ。

それに伴って、レナは主に畑の仕事を、アレクシは醸造と販売を、というふうに役割分担も明確になり、二人が生み出すワインの味わいにも、はっきりとした変化の兆しが感じられるようになった。

2025年にアレクシが日本にやって来たとき、彼は私にこう語った。

「レナはね、偉大なワインを造りたいんだ。彼女は完璧主義者だからね。」

「なるほどね」

レナという人物を知っていれば、その言葉が嘘偽りのない、真面目なものであることはよくわかる。

でも、彼女たちのことをよく知らない人間からすれば、評価の低いアルデッシュの土地で、経験もそれほど長くなく、おまけに畑のブドウだってまだまだ若い、そんな造り手が「偉大なワインを」と口にしたところで、いったいどこまで本気にするだろう?

マダムに飲んでもらいたいワイン

話は再び、わが家の食卓に戻る。

いつものように、これからリリースされる予定のワインの試飲をしていたときのこと。

あるワインをグラスに注ぎ、その香りを嗅いだ瞬間。そして、それを口に含んだ時。

「これは、マダム ルロワに飲んでもらいたいワインだな」

と本気で、そう思った。

世間の評価がどうであろうと、そんなことは関係ない。

真剣に、偉大なワインを作ろうとする造り手の想いが昇華した瞬間だった。

「きっとマダムは、このワインを好きだと言ってくれるよ」

すっかりマダム ルロワの存在が気になり始めている妻に向かってそう話しながら、グラスを重ねるたびに深く頭を抱え込むことになった。そんな夜だった。

はじめてみたレナの照れ笑い

その後日談。

レナとアレクシのもとを訪ねたとき、彼女らにこう切り出した。

「このワインはね、ドメーヌ ルロワに通じるものがあるよ」

率直な感想だった。でも、彼女たちはマダム ルロワを知らなかった。

「そうだね、たとえばDRC(ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ)みたいなワインって言えばわかりやすいかな」

そう言い換えると、いつもクールなレナが、少しだけ照れたような笑みを浮かべてこう言った。

「ありがとう」と。

個人的には、DRCのワインとマダム ルロワのワインとでは、そこから感じられるエモーションの質がまた違うのだけれど。

でもまあ、それはまた別の話。

保管・ワインのお取り扱いについて

当店のワインには、無濾過・無清澄、酸化防止剤(SO₂)無添加または極少量のものが含まれます。

澱、酒石酸結晶、微発泡などが見られる場合がありますが、ワインの自然な特性であり品質に問題はございません。

ワインセラー、または12℃前後の冷暗所で保管してください。澱が気になる場合は、ボトルを立てて落ち着かせ、ゆっくり注いでお召し上がりください。

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