味わい・生産者について
- 規格/タイプ
- 赤/スティル/辛口/750ml
- ヴィンテージ
- 2024年
- 生産者
- アンドレア・カレク(Andrea Calek)
- 産地/アペラシオン
- フランス/ローヌ/アルデッシュ(Vin de France)
- 品種
- シラー60%、グルナッシュ30%、メルロー10%
- 栽培・醸造
- 栽培:ビオロジック。畑で選果しながら収穫。
醸造:全房を使用し、ファイバータンクで野性酵母のみ、温度管理を行わず自然発酵。10日間の短いマセラシオンで軽やかに仕上げ、12ヶ月熟成後に瓶詰め。飲み頃まで瓶内熟成してから出荷。酸化防止剤無添加。
- 料理との相性
- 焼き椎茸の肉詰め 柚子胡椒と焦がし醤油
鴨胸肉のロティ 赤すぐりのジュと挽きたて黒胡椒
鴨と茸の温サラダ 林檎酢と胡桃、ディル
舞茸とポルチーニのタリアテッレ タイムとパルミジャーノ
仔牛のサルティンボッカ 生ハムとセージ、白ワインのジュ
- おすすめ温度
- 14〜16℃
- おすすめグラス
- 中ぶりの万能型またはブルゴーニュ型赤ワイングラス
- 飲み頃時期
- 2026年〜2028年頃(当店推定/適切なセラー保管の場合)
1970年、チェコのプラハで生まれたアンドレア・カレクは、16才の時に既に祖父の下でワイン醸造を経験している。
その後、母親の薦めで軍隊に入っていたが、休暇中に訪れたフランスに不法に長く滞在し、強制的に帰国させられてしまう。『ワインを仕事にするつもりはなかったが、偶然ギィ・ブルトンやマルセル・ラピエールと出会いワイン造りに惹かれていった』オリーブの樹の保守と歴史的建造物の保守を仕事として再びフランスに入国するが、栽培や植物学を突き詰めたいと考え、葡萄に興味を持つ。『考古学と植物学に興味があった。考古学は仕事にならないし、学ぶには地位とお金が必要だったので植物を選んだ』直ぐにオリーブの仕事を辞め、リヨンの栽培・醸造学校に通い、基本的な醸造学と栽培を学び始める。
『当時、ジュール・ショヴェが提唱した自然なワイン造りをマルセル・ラピエールやピエール・ブルトンが実践していた時期だった』そんな時、故マルセルにヌーヴォーのパーティに招待され、ギィ・ブルトン等と知り合い、自然なワイン造りに惹かれていった。その後、栽培・醸造コンサルタント会社で働くことを決め、ギィ・ブルトンと再会。一緒に住み、共に学んでいく内にワイン造りの考えを同じくしていく。『ドメーヌ・オーヴェット、ラ・ブラック等でビオディナミを導入する仕事を担当。その後、ボジョレーで3年間醸造コンサルタントをしていた』2005年にはヤン・ロエルがヴィヌメンティスを立ち上げ、これに参加。ヤンと共にジャック・ネオポールの考えを具現化していった。 ■ル・マゼルの畑を受け継ぐ■ 2007年、遂にアンドレアはアルディッシュ県アルバ・ラ・ロメンヌに自らのドメーヌを立ち上げる。『ル・マゼルのジェラール・ウーストリッヂが5haの畑を売ってくれたので、その隣のガレージに醸造設備を入れてスタートした』当時、30haの畑を所有していたル・マゼルは醸造規模を超えており畑の売却先を探していた。ル・マゼルで研修していたアンドレアに譲ってくれた。『ル・マゼルの1つ南の丘で隣町の畑。北東を向く斜面の1枚畑で理想的環境。ル・マゼルより少し冷涼な場所なので収穫も遅い』ル・マゼルのジェラールを師と仰ぎ、尊敬しており、色々な産地を見てきたアンドレアにとって彼等の畑、自然環境こそがワイン造りの理想。『畑はビオロジックで周辺が森と葡萄以外の畑なので生物多様性が維持できる。生活排水等の影響も無い葡萄栽培の最適地』
栽培、醸造環境は最高だが、生活環境は酷く、10年経っても住居は未完成でキャンピングカーでの生活が今でも続いている。『口癖は働くのが嫌い。自分は怠け者だと解っているので自分の好きな事以外はやりたくない。好きな栽培と好きな醸造しかしたくない』破れたシャツと短パン、タバコを吸いながらパスタを作り、朝からワインを飲みながら3時間かけて食事。その後、畑仕事をして昼寝。これが毎日。 ■キャンピングカーに住みながら■ 栽培は長く一緒に働いているステファナが担当。アンドレアと対照的で止まる事のない働き者。スペインで自然なワイン造りを経験している。『ラボで全ての指標をチェックして対応するのは意味が無い。人の心を動かすワインは数字では計れない。葡萄を感じる事が大切』10年前、自然なワイン造りは完璧な清掃でバクテリアの進入を許さない事と語っていたアンドレア。今でも醸造所は綺麗で彼の見た目とは全く違う。
同じ畑で10年以上醸造を繰り返し、畑の個性が理解できてきたそうで、数値ではなく、肌で温度やワインの動きを感じる事を重視している。『毎年、沢山の事を学び、次の年は完璧に畑を理解したと思って醸造を迎えるが、また今年も沢山の事を学ぶ。完璧なんてあり得ない』毎年コンディションの違う葡萄に合わせて醸造していく。人が介入するのではなく、野性酵母が自由に働けるように補助するだけ。『発酵が2年続くなら、そうするだけ。マロラクティックが始まらないならそれで良い。発酵容器も熟成容器も何でも良い。葡萄がワインを造るから』基本的に収穫からボトリングまで一切の酸化防止剤の添加は行わない。『酸化防止剤を添加しないのは必要ないと判断したから。必要があれば添加するが今まで必要だった事はない』壊れたシトロエンが醸造所の目印で奇抜な印象のアンドレアだが、的確で完璧な仕事が出来ているからこそ酸化防止剤さえ必要ないのだろう。
保管・ワインのお取り扱いについて
当店のワインには、無濾過・無清澄、酸化防止剤(SO₂)無添加または極少量のものが含まれます。
澱、酒石酸結晶、微発泡などが見られる場合がありますが、ワインの自然な特性であり品質に問題はございません。
ワインセラー、または12℃前後の冷暗所で保管してください。澱が気になる場合は、ボトルを立てて落ち着かせ、ゆっくり注いでお召し上がりください。
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